皮膚の構成について
皮膚は3つの層で成り立っている
この章では、お肌の構造を正しく知って理解していきたいと思います。
まず、私たちの皮膚ですが、表面から順番に、表皮・真皮・皮下組織と、大きく分けて3つの層に分かれています。
お肌の断面図は、たぶんご覧になったことがあると思いますが、表皮はもっとも薄く、真皮は厚くていろんな組織がたくさんつまっていて、最も下の皮下組織は、ほとんど脂肪でできています。
身体の場所によっても違いますが、一般的な女性の顔を例にとると、通常、これぐらいの厚さでできています。
- 表皮
0.2~0.07ミリ
- 真皮
2~3ミリ。基本的に、表皮の約10倍の厚さ。
- 皮下組織
額、鼻は2ミリ、その他は4~9ミリ。まぶたや唇は極薄。
ただしこれは、ごく平均的な数字で、もちろん年齢や栄養状態によって変わります。
太っている人は、皮下組織が30ミリ以上になることもあります。
また、真皮の厚さは皮下組織の厚さに影響を受けます。
表皮はさらに4層に分かれている
皮膚の一番表面にある表皮は、厚さ0.2ミリ~と薄いですが、その薄い表皮は、さらに4つの層に分かれています。
それぞれにはそれぞれの働きがあるので、かんたんに説明しておきます。
- 角層(かくそう)
表皮のいちばん外側で、外気と接する部分。水分を10~20%含んでいる。
表面には汗と皮脂が分泌されて皮脂膜を作り、これが「天然のクリーム」となって、水分の蒸発を防いでいる。
この働きによって、お肌はいつもしっとりした状態にある。
皮脂膜は常に弱酸性に保たれていて、細菌の繁殖を防いだりと肌を保護する役目をになっている。
- 顆粒層(かりゅうそう)
皮膚防止膜を形成、主に皮膚の乾燥を防ぐために働いている。
- 有棘層(ゆうきょくそう)
4層の中でもっとも厚く、美容とのかかわりがもっとも大きい層。
細胞同士をつないで、表皮全体に栄養補給を行う。また逆に、疲労の除去にも働いている。
- 基底層(きていそう)
皮膚の新陳代謝において、もっとも基底になっている層。
表皮の一番下にあって、常に表皮細胞を作り出している。
メラノサイトという色素細胞も基底層にある。
メラノサイトは、紫外線などの刺激を受けるとメラニン色素を生成してシミを作る。